幻のスイーツを求めて
2016年もこの季節がやってきた。
昨年、Drive is Happyでも特集し、非常に大きな反響があった、この幻のスイーツ。
今回、ホームページも大幅にリニューアルし、新たに見て頂いている方も多いと思うので、ここで改めて特集してみようと思う。
あなたはこのお菓子の存在をご存じだろうか?
一切の曇りがない透き通る肌のような美しきビジュアル・・・・。
その美しいビジュアルの持ち主の名は『水信玄餅』
かねてより一部メディアで報道され大変話題となった和菓子だ。
そんな美しい和菓子を提供しているのが今回ご紹介する『金精軒』
山梨県某所、名水の産地として名高い場所にある和菓子店だ。
こちらのお店、通常の信玄餅や生信玄餅などもラインナップしているが、やはり今回は、この『水信玄餅』をご紹介したい。
この水信玄餅、水を寒天で固めただけの菓子であるが、侮るなかれ。そこには極めて高度な職人の技の上に成り立っているのだ。寒天の量がキーポイントらしく、非常に『少量』の寒天を混ぜることで、液体の水がギリギリ形をとどめているレベルに仕上げているそうだ。
通常のお菓子に求められる条件を一切無視して作っているので、日持ちはおろか、持ち運ぶことさえできず、お菓子の寿命はわずか30分という、前代未聞の和菓子なのだ。
そんな極めて貴重な和菓子を試せるとあって、筆者も大興奮。
期待に胸を膨らませ、いざ実食。
口に入れると、液体と固体が入り混じったような摩訶不思議な食感。今までの人生で味わったことがない衝撃のその食感に、しばし茫然とする。わずかに感じる寒天の甘味と水のうま味が口いっぱいに広がったかと思うと、一瞬で溶けて消えてしまい、その後、黒蜜と自家製きな粉の風味が鼻からすっと抜けて、水の美味さの余韻を引き立てる。
まさに『名水の産地』だからこそ実現可能な究極の和菓子であった。
未だかつてない世界をあなたもぜひ味わってほしい。
ちなみに、この水信玄餅、お店の公式ブログによると『土日限定販売』で今年は9月末までの販売だ。
また、お店の人の話では、早い人は開店3時間前から並び、次第に混雑してくるとのこと。
そのため、開店と同時に用意している数の約半分がなくなり、その後2時間ほどで全て完売するそうだ。
お店に行く際はぜひ注意していただきたい。
混雑必至ではあるが、並んでも食べる価値はある。
『夏休みが終わった』と嘆いているあなた。
まだまだ、夏は終わっていない。
夏の思い出の1ページに激レアスイーツを加えてみてはいかがだろうか?
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