街のハンサムボーイ
気づけばもう師走。一年もあっという間に終わりを迎えようとしている。
年末に向けて買い物やちょっとした外出をする機会が増えてくるこの季節。
この時期には使い勝手のいい、こんなクルマはいかがだろうか?
今回ご紹介するのはマツダのコンパクトSUVであるCX-3だ。
もちろん、Urban Lifeを彩るに相応しい実力を持った一台である。
コンパクトながらも、SUVとは思えない斬新なデザインがこれだ。
エクステリアデザインこそ、このクルマのハイライトだ。
SUVというと、悪路を走破するために無骨なデザインのイメージがあるが、このクルマに限っては全くそんなことはない。
優美な曲線と堀の深いプレスラインが見事な造形を作り上げており、凛とした表情を見せるのだ。
続いては、インテリアも見てみよう。
デミオをベースにしているとはいえ、質感は間違いなく『ワンランク上』だ。
エクステリアデザインに負けない質感をしっかり持っているのがポイント。
上級グレードになれば本革シートもチョイスすることができ、小さなボディーからは想像がつかないほど豊かな室内空間が広がる。
チープな感じは全くなく、エクステリアデザインと相まって、充分に満足できる空間だ。
そして走りはどうか?
このクルマの一番の特徴として、エンジンは1.5Lのクリーンディーゼルエンジンしかラインナップされていないことが挙げられる。
ディーゼルの豊かなトルクのお陰で、SUVであっても、もたつく感じは全くなく、優雅に走れるのがポイント。
高速道路や長距離を走れば、その鬼燃費が炸裂だ。カタログでは23km/Lで走るという。
SUV=ドン柄で大きく燃費が悪いと言うのは、もはや過去の話なのだ。
今の時代、いかにスマートに走るかがポイントだ。
また、足回りもある程度ロールを許す設定なので、非常に穏やかだ。乗り心地も悪くない。
ディーゼルエンジンのキャラクターにマッチした乗り味である。
SUV特有の不安定な感じは全くなく、芯はしっかりしているが素晴らしい。
この辺の絶妙なさじ加減が『マツダ流』なのだ。
さて、このCX-3、いかがだろうか?
コンパクトSUVは今、非常に人気のジャンルの一つだ。
それ故、極めて個性的なクルマがたくさん発売されており、選ぶ愉しみも増えてきているが、そんな中でも、このCX-3は異色の存在だ。
このエクステリアデザイン+クリーンディーゼルエンジンの組み合わせは、他車種にはない、非常に大きなアドバンテージで、独自の世界観を構築することに成功している。
一説によると、このクルマの購入理由の第一が、この『エクステリアデザイン』と言う。
しかも、そのユーザーの殆どが他ブランドからの乗り換え客だとか?
そんな理由で購入される国産車が出てきたことを素直に喜びたい。
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