新しいMy Room
現代のコンパクトカー(小型車)は、実に様々な形状のクルマが存在する。
今回はその中で特に異彩を放っているクルマをご紹介しよう。
そのクルマとは日産キューブである。
このクルマが発売された当時のうたい文句は「CUBE My Room」であった。
自分の部屋のようにくつろげる空間とは、果たしてどれほどのものなのか・・・・。
このクルマ、自分の部屋になりうるのか検証だ。
まずは恒例のエクステリアデザインだ。
見てのとおり特徴的な「奇抜なデザイン」である。このようなデザインは他では見たことがない。
また、リアは左右非対称のデザインとなっているのも大きな特徴だ。
リアのハッチは写真のとおりに開き、まるで自分の部屋の扉を開けるかのようだ。
続いて最も肝心な「My Room」のインテリアにお邪魔するとしよう。
四角いデザインも相まって、室内はなかなか広い。
扉を開けると「ベンチシート」と呼ばれる、運転席と助手席の一体型シートが、まず目に入る。
このシート、かなり柔らかいクッションなので、家のソファのごとく、リラックスして身を預けることができる。
座り心地もなかなか良いが、柔らかすぎるがゆえに、運転姿勢を取ると、自分の腰で体重を支えなければならない・・・・・。
長距離ドライブとなると疲れやすく、腰痛になる可能性があるので要注意だ。
また、シフトレバーはコラムシフト方式が採用され、最近のクルマには珍しいスタイルだ。
昨今のクルマではあまり見かけることが少なくなったベンチシート+コラムシフト。
この組み合わせ、昔のデートカーでは定番だったのだが、これも時代の流れであろうか・・・・。
そして、インテリアデザインの特徴として随所に「波の形」をイメージしたデザインがあしらわれている。
メーターパネルもオシャレで、随所に「遊び心」が見て取れるのが特徴だ。
最近では、インテリアデザインも色々アレンジできるのが楽しい。
「CUBE My Room」
そのうたい文句通り、クルマの中で過ごす時間は快適であった。
しかしながら、それはあくまで止まった状態であることが前提だ。
あまり芳しくない走行性能も相まって、積極的に移動したいと思えるものではない。
このクルマのベストな使い方。それは、出先の駐車場でクルマを止めて、「クルマの中でみんなでワイワイ盛り上がる」と言うようなシチュエーションだ。
その時は、まさに「My Room」の真価が発揮されること間違いなしであろう。
0コメント