桜の便り
今年は春になっても気温が低い傾向が続いたため、桜を長く鑑賞することができた。
とはいいながら、まだまだ桜を観賞したい方のために、先日、桜の便りが届いたので、ご紹介しようと思う。
場所は信州・松本の松本城である。
戦国時代、信濃の守護家である小笠原氏によって深志城として築城されたのが始まりといわれた松本城。
その天守は国宝にも指定されている名建築だ。
そんな歴史と風格のある松本城で桜の鑑賞をしようではないか。
さっそく、お堀の周辺を散策してみよう。
名建築を引き立てる桜・・・・。
何とも風流ではないか。戦国時代であっても、この時ばかりは戦いの手を休めて桜鑑賞に浸ったに違いない。
筆者も思わず、見惚れてしまうぐらいである。
お堀の周辺も桜一色で染まっており、ついつい足を止めて鑑賞してしまうほどだ。
では、お堀を半周したところで、城内へとお邪魔しよう。
城内へ入ると、しだれ桜や八重桜など、実に様々な桜が咲き誇っており、我々の目を愉しませてくれる。
では、せっかくここまで来たので、天守閣にも上ってみよう。
天守からの光景は「あっぱれ」である。
都市部では、ビルなどから桜を眺めることが多いが、やはり城から見る桜は格別だ。
我々の先祖、いにしえの日本人が花見を好きだった理由も大納得だ。
一回りしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。
いにしえの日本人は、なぜにこのような楽しみを知っていたのであろうか・・・。
古代から受け継いだ『愉しみ』・・・・。
贅沢な時間をとくと堪能しよう。
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