走るリビングルーム
Urban Lifeに彩を与えるクルマをご紹介するコーナー。
今回はまさに「走るリビングルーム」の称号がふさわしいトヨタ ヴェルファイアをご紹介しよう。
筆者の個人的なイメージで大変恐縮であるが、ミニバンというカテゴリーのクルマには、どうしても生活に密着したイメージがあり、クルマ自体に『華』があるとは言い難く、どうしても敬遠している部分があった。
しかし、そのイメージを見事に覆してくれたのがこのヴェルファイアである。
本来であれば、アルファードがKING OF ミニバンとして妥当かもしれないが、よりアグレッシブにデザインされたヴェルファイアの方が、若々しく、より洗練された雰囲気を醸し出すので、今回はこちらをご紹介しようと思う。
それでは、堂々たるサイズが特徴的なエクステリアデザインから見てみよう。
このヴェルファイア、まず何といっても迫力あるフロントマスクが印象的であろう。
最上級ミニバンに恥じない貫禄がある一方で、近未来的なデザインを纏っている姿は、「さすが」の一言だ。
まさに堂々たるものである。
そんな、堂々たるエクステリアデザインにも負けていないインテリアに潜入だ。
インテリアはまさにこのクルマのハイライトである。
室内空間は、まさに広大だ・・・。これぞミニバンの特権だろう。
2枚目の写真が2列目、3枚目の写真が3列目であるが、どちらも足元に充分な余裕があり、物足りないことは全くないはずだ。
もちろん、様々にアレンジ可能なシートを使いこなす事で、色んな需要に対応してくれるのは言うまでもない。
大勢で外出しようが、ちょっとした自転車を持って出かけようが、全く問題なし。
これはセダン等ではマネの出来ない芸当だ。
そして、このクルマのもう一つのハイライト。それは「夜の顔」だ。
こちらをご覧いただきたい。
広大なルーフに現れるのはLEDの間接照明だ。
ご覧の通り、照明カラーも選ぶことができ、夜の室内空間を煌びやかに演出してくれるのである。
これぞまさにUrban Life Styleに相応しいアイテム。
都会の夜景とベストマッチし、一気に華やかな空間へと誘ってくれる。
そんな魅力あふれる室内であるが、クルマを動かすドライバーについてはどうであろうか?
初めてこのクルマを運転すると、相当の違和感を覚えるはずだ。
特にクルマの車高の高さからくる視線の高さには慣れを要するであろう。
車両の重心も高い位置にあるためカーブや交差点での右左折ではクルマが大きく揺れてしまうのが難点だ。
しかしながら、そこはトヨタ。
ちょっと乗るだけで、すぐに感覚をつかむことができ、すんなり運転ができてしまうのである。
また、四隅の見切りもしやすい形状なので、大きいサイズであっても、すんなりと取り回すことができる。
意外とドライバーにも優しいクルマでもある。
とはいえ、このクルマの最大の特等席は煌びやかな照明に彩られた、2列目、3列目シートだ。
ドリンクを片手にふんぞり返りながら、都会の夜景を眺め「極上の世界」に身を任せるのが正しい乗り方だ。
そんなVIP体験を身近に味わうことができる、このヴェルファイア。
一度は味わってみるのも悪くはないのではないだろうか?
ただし、「極上の世界」は、ドライバーの技術に委ねられるので、ドライバーには必ず熟練した人に声をかけよう。
まかり間違って、ドライバーも2列目シートに座った日には、目的地には到達できないので、そこはご注意を。
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