Active & Fun!!
最近、日本車にも個性豊かなクルマが増えてきた。
普及価格帯のモデルのなかに、Urbanlifeに彩を添える魅力的なクルマが登場したのでご紹介しよう。
今回ご紹介するのは、トヨタのシエンタだ。
正直、マニアックで地味なクルマであった初代から大胆に生まれ変わった今回のモデル。
早速その大胆なデザインを見ていこう。
「Active & Fun」というコンセプトを基にトレッキングシューズをイメージしたデザインを取り入れたエクステリアデザイン。
キーポイントはライトからバンパーを一本の線で一筆書きにしたようなデザインだ。
パッと見、とても国産車には見えない、華やかで個性的な表情である。
その大胆な造形に彩を添えるのは新開発の「エアーイエロー」ボディーカラーだ。
このように派手なカラーを見事に着こなせるクルマはそう多くはない。
今回のモデルでは多彩なモノトーンカラーの他に、メーカーオプションでブルーやブラウンのアクセントカラーを配した「FLEX TONE」というツートンカラーのモデルも選べるようになった。
あたかもフランス車を思い起こさせるようなそのいでたちは文字通り、毎日をActive & Fun!!なものにしてくれるに違いない。
アクティブなエクステリアデザインに対しインテリアはどうだろうか?
オレンジのアクセントカラーやサテンメッキ・ピアノブラックの装飾を随所に施しており、安っぽさは全く感じない。
またベージュが基調のカラーも相まって、明るく広々した印象を受けるインテリアである。
もちろん国産車ならではの「使い勝手」は上々だ。
かゆい所に手が届く収納スペースはもちろんのこと、多彩なシートアレンジ、子供からお年寄りまで乗り降りしやすい低床プラットフォームも毎日を楽しくしてくれるに違いない。
ただし、一番後ろのサードシートは子供が乗るにはいいが、大人が乗ると長距離は辛いだろう。
あくまでおまけ程度に考えた方が良さそうだ。
ここまで考えつくされた使い勝手を実現できるのは国産車の専売特許。
輸入車では絶対に真似できない芸当だ。
肝心の走りの方はどうか?
現行のシエンタはハイブリッドとガソリンを選択できるが、今回はガソリン車を用意した。
1.5Lのエンジンは、一般道・有料道路・高速道路ともに不満もなく走ることができるし、ちょっとエコを意識した運転(エコラン)をすれば、コンピューター上で20.8km/L という一昔前のハイブリッド車を凌駕するほどの燃費を叩き出すことも充分可能だ。
ただし、追い越しや坂道を駆け上がる際のパワー不足は否めない。個人的にはもう少しパワーがあってもいいような気はするが、やむなしといったところか・・・。
後、特筆すべきポイントは思いのほか室内の遮音がしっかりされているということだ。
静かな室内は質感をワンランク上に押し上げてくれる。
音楽に耳を傾けるのも良し、皆で会話を弾ませるのも良し。
ドライブ時の過ごし方やアレンジもあなた次第だ。
現行のモデルでは、大胆な色使いと大胆なデザインが織りなすそのキャラクターによって個性を主張するあなたにはピッタリだろう。
普及価格帯でこういうクルマが出てきた意義は大きい。
さぁ、あなたも個性豊かなトレッキングシューズを履いて、毎日をActive & Fun!!にしていこう!
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