今の気分ならDOTCH?

春分の日を過ぎ、季節はいよいよ春へと突入していく。

長く寒かった冬もようやく終わりを告げようとしているが、まだ朝晩と山では肌寒さが残る中、冬の終わりを飾る企画を今回はご用意してみた。

題して「王道 VS B級」のおでん対決だ。


まずは王道からご紹介。

年明け早々に訪れた箱根の畔屋にある「鈴廣のおでん」である。

〖畔屋の記事はこちら〗

お目当ての鈴廣は1階のお土産コーナーにある。

小田原の老舗、鈴廣の練り物を使ったおでんだ。

お味はご想像のとおりである。これ以上の王道の組み合わせは存在しないだろう。

関東ならではのカツオと昆布の出汁が染み込んだ、熱々のおでんは身も心も暖めてくれる。

まさにおでんの概念を覆すほどクオリティで、絶品以外の何物でもない。


さて、そんな絶対的な王者に挑戦状を叩きつけるチャレンジャーをご紹介しよう。

静岡に存在する隠れたB級グルメである、「静岡おでん」だ。

静岡おでんを知ってる方はいらっしゃるだろうか?

そんな珍しいおでんを気軽に食べれる場所は、足柄サービスエリアの上り線だ。

鰹の風味が少し強めの出汁に、赤味噌だれをたっぷりかける。

その上に、さらにダメ出しで削り節と青のりをぶっかけるのが静岡おでんの大きな特徴だ。

初めて食す方には意外な組み合わせだと感じるかもしれないが、これが相性バッチリなのだ。

少し濃い目の味噌がおでん種と混じり、深みのある味になっているのが特徴的である。

特に、はんぺんやこんにゃくが相性がよくオススメだ。

その風味豊かな味わいに筆者もうなされたものである。


「王道」VS「B級グルメ」・・・。

冬のクライマックスを飾るに相応しい対決、いかがだろうか?

同じおでんとはいっても地域によって味付けの違いや独特の習慣があるものだ。

それらを発見するのも旅の醍醐味ともいえる。

ぜひ、あなたも食べ比べて頂き、審判を下してほしい。

あなたが食べたいのはDOTCHだ?

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