山梨・道の駅小淵沢 with MAZDA・ATENZA
季節はじめじめとしている梅雨の季節に突入した。
しかしながら、今年は意外と雨の降らない日が多いのが印象的だ。
そんな梅雨の晴れ間を利用して、普段ではなかなか体験できないことをしてみようと思う。
今回、未体験への地へと赴く相棒はこいつだ。
ここ数年、『鼓動』デザインと言う独自のデザインコンセプトを掲げている、マツダのアテンザである。
マツダは数年前から『ZOOM ZOOM』というコンセプトの下で躍動感に満ちたクルマ造りを進めており、他の国産車とは一線を画するデザインを採用するため、『鼓動』という言語をデザインテーマにした。
国産車離れしたいで立ちのお陰か、ユーザーの評判は大変良好である。
ひと世代前のマツダ車からは考えられないほどの変貌ぶりに筆者も驚いたものだ。
モノが二極化していく現代においてユーザーの心をつかむキーポイントは、いかに『個性を主張できるか』であると思われる。
次にインテリアであるが、このクルマはどちらかと言うと欧州車に近い造りである。
同じ国産車のレクサスやトヨタの高級車に比べると、華やかさはあまりなく、実用的で堅実的なインテリアだ。
ただし、欧州車との決定的な違いは、国産車ならではの『細かな配慮』であろう。
様々な場所にモノの収納スペースがあり、これがちょうど良い場所にあるので、実用性は文句なしだ。
これは、欧州車にはなかなか真似のできないレイアウトだ。
今回用意したのはガソリンエンジン車であるが、排気量も充分なため、エンジンのパワーとトルク不足は感じず、スムースに走ることができる。
それよりも感心するのは、高速走行時の車体の安定性であろう。
日本車が最も不得意としている領域であるが、このクルマに関しては、かなり完成度が高く、高速道路でも不満なく快適に走ることができる事に驚いた。
それはマツダが最近、特に開発に力を入れているSKY-ACTIVの功績であろう。
ボディやシャーシーに関しては一歩抜きに出たレベルなので、長距離が楽々走れる車だ。
しかし、1日に500km以上の超長距離を走破する領域にまでなってくると、さすがにドライバーに疲労がたまる。
超長距離走行時の疲労加減は明らかに欧州車の上級ブランドの方が少ない。
まあ、そんな距離を1日で走破する方が多くいらっしゃるかどうかは不明だが・・・。
こういった部分が文化の違いであり、クルマ造りの違いにも反映されていると思われるが、日本の一般的な使われ方を考えた場合、まず、不満が出ることはないはずだ。
さて、そんな高速道路を得意とする相棒を走らせ、たどり着いた場所がココだ。
ここは『道の駅こぶちざわ』。
山梨県の北杜市に存在するが、隣町はもう長野県である。
到着した我々を出迎えてくれたのは高原のフレッシュな空気だ。
そんな気持ちのいい空気の中で気分転換をしたら、早速中へ潜入しよう。
実は、この道の駅は工房が併設されている「体験型・道の駅」なのである。
忙しく巡る都市部とは違い、ゆっくりした時間の中で自分のオリジナルの作品を心行くまで、造ることができる。
では、筆者は写真にもあるようにガラス細工にチャレンジしてみることにしよう。
・・・優しいスタッフの方に教わりながら造ったが、これがなかなか難しい。
とてもではないが、写真に載せるような出来栄えにはならなかった。
しかし、ご安心あれ。
経験豊かなスタッフの方が造った品物を持ち帰ることも可能なので、納得いかない出来栄えならプロの作品を購入するのも一つの手である。
さて、もう少し道の駅を散策してみたところ、目の前にパンが並んでいるのが目に入った。
一仕事終えたので、一服いれることにしよう。
今回は写真にもある、トマト1個が丸ごと入ったパンとノンフライのカレーパンの2品を購入してみた。
甘みのあるトマトが少し塩を利かせたパンと絶妙な味わいをかもし出し、もう1品のノンフライのカレーパンは文字のとおり、しつこくなく軽々と食べれてしまう。
初夏を前に外のオープンな場所で食べれば、フレッシュな空気と相まって気分もスッキリと晴れるに違いない。
梅雨の時期、気持ちが沈みがちなこの季節に、フレッシュな風を浴びに行こう!
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