THE GLOBAL STANDARD
ここまで世界中から認められているクルマは他にあるだろうか・・・。
世界の自動車メーカーがこぞって「基準」にするクルマがある。
その名は、フォルクスワーゲンのゴルフだ。
今回は7代目、クルマ好きからは「ゴルフ7」と呼ばれるモデルを用意した。
誰もが一度は聞いたことがあろう、その名前。
なぜ、このクルマが「世界基準」になるのか・・・。
早速その理由を解き明かすことにしよう。
まずは、デザイン。
往年のイメージを踏襲しつつ長い年月をかけて磨き上げられたデザインはハッチバックモデルのスタンダードだ。
メルセデスやBMWのような華やかさはないが、「徹底した実利重視」が機能美を生む。
一般的な用途では必要にして充分以上の高い質感と相まって、価格以上の満足感が得られるのだ。
続いてインテリア。
こちらもエクステリア同様に「徹底した実利重視」だ。
華やかな装飾はないが「Simple is Best」と言わんばかりの、機能的なレイアウトから生み出される機能美が高い質感を醸し出している。
そして、肝心の走りや安全性はどうか?
このクルマの大きな特徴としては、世界最高水準の安全性と走行性能を両立している事が挙げられる。
その要となるのが「ボディ」だ。
車体の衝突安全性を高めるために非常に硬い鋼板を車体全体の37%に使用したうえで、レーザー溶接という技法により高密度に接着することで非常に硬いボディが完成した。
その頑丈さは、欧州の公的自動車安全評価の「EURO・NCAP」において、最高レベルの5つ星を獲得するほど。
まさに世界から認められた安全性だ。
このクルマであれば大切な家族もしっかりと守ってくれる。
また、走行性能についてもサプライズの連続だ。
ダウンサイジングターボエンジンの先駆けとして開発され、ブラッシュアップを繰り返した「TSI」エンジンが動力源となっている。
(ダウンサイジングターボのメカニズムについて詳しく知りたい方はこちら)
そのTSIエンジンの最高のパートナーとなるのが、機械的なロスが少なく高い瞬発力を備えたデュアルクラッチトランスミッションである「DSG」だ。
これら黄金コンビの組み合わせから生み出される高い加速性能と省燃費性能の両立は、乗る者に驚きを与えるに違いない。
このように、数々の新技術を惜しみなく投入することで高い商品性能を持つゴルフであるが、このクルマの究極は「MQB」と呼ばれる、「次世代のクルマ造り方そのもの」を提唱した点だ。
これについては、話せばキリがなくなるので、また機会を改めてお話しすることにしよう。
いかがだっただろうか?
筆者も趣味がてら本当に様々なクルマに乗ってきたが、どの車も必ず「一長一短」があるものだ。
もちろんこのクルマにもあるにはあるが、これほどまでに高い総合力を備えたクルマは未だに出会ったことがない。
「デザイン・質感・運動性能・燃費性能・耐久性・価格」どれをとっても、85点。
様々な高い技術を惜しみなく投入した実直なクルマ造りだからこそ実現可能な、究極の実用車である。
これなら「世界基準」になるのも大納得だ。
これからの季節、そんな究極の実用車で、大切な人と一緒にお弁当を片手にお花見ドライブへ行こう。
たまには芝生に寝そべって、おにぎりでもほうばりながら桜を眺めようではないか。
「いつも着飾るだけが人生ではない。」
きっと、そんなことを教えてくれるクルマだ。
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