Which do you like the best ? The Second answer is.....
メルセデスベンツ・C class・W204型にスポットを当て、グレード別にその違いや個性を解き明かしていく、
このコーナー。
前回のFirst answerではベースとなる前期型モデルをご紹介した。
今回は、Second Answer編。第二の解答として、後期型のアバンギャルド・グレードにAMGスポーツパッケージと呼ばれるパッケージオプションが装着車されたモデルをご紹介したい。
大掛かりなマイナーチェンジが施され、2011年に公式発表となった後期型。
AMG流にアレンジされたエクステリアデザインにより、前期型より更にアグレッシブでスポーティなデザインに生まれ変わった。
もはや同じクルマとは思えないデザインである。
前期型より更に若々しく斬新的なデザインとなり、メルセデス史上最もスポーティなCクラスの名に恥じない仕上がりである。そのデザインアイコンの前では従来の「メルセデスベンツ=重厚・保守的」という方程式も崩れてしまうぐらいだ。
これこそW204型の真骨頂である。
続いて見違えるようになったインテリアデザインを見てみよう。
前期型の反省点を踏まえ、各部の改良を施したことにより大幅に質感がアップし、華やかでシックなインテリアになった。操作パネルも操作しやすいものになり、機能性とデザイン性を見事に融合。高級車らしい室内空間を手に入れたと言えるだろう。
走りに至っては、想像以上のインパクトがある。
AMGスポーツパッケージの専用装備(スポーツサスペンション・専用タイヤ・強化されたブレーキ)のおかげで、ベースモデルに比べれば、サスペンションが硬く乗り心地は少し悪いように感じるかもしれない。
しかしながら、高速道路やワインディングロードでの走行安定性は抜群だ。あのBMWと同等以上の高次元な走りに筆者も度肝を抜かれたものだ。
スピードが出せる場所では、まさに『水を得た魚』のごとく、極上のドライビングプレジャーが味わえるだろう。
BMWとメルセデス。長年に渡り良いライバルではあるが、『走り』に対するアプローチが両社でここまで違うものかと思うと非常に興味深いものがあった。
ちなみにデザインは大幅に変わっても、ボディサイズは前期型と同じであるので、どうかご安心を。
瞬く夜の街並みから青空が映えるリゾート地まで、一粒で二度美味しいメルセデス。
旧型モデルであっても、現行車とは全く違った味わいを感じられるW204。
今だからこそ、その魅力が輝くものだと思う。
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