Which do you like the best ? The Third answer is.....
ここまで同一車種を紹介した記事があっただろうか・・・。
C class W204シリーズ・第三の解答編。
今回は、2012年に後期モデルにオプションで加えられた「AMGスポーツパッケージプラス」というモデルを紹介しよう。
今までの解答は下記にあるので今回のモデルと比較する際の参考にしてほしい。
まずは、エクステリアデザインだ。
今まで紹介したモデルと比較して何が違うのか?一緒に見てみよう。
まずは特徴的なデザインの大型ホイールが目に入る。
そして、至る所にエアロパーツが装着され、前回のAMGスポーツパッケージよりもグッと低く構えたプロポーションが、より一層のスポーティ・マインドを掻き立ててくれる。
もはやメルセデス・ベンツとは思えないほどの仕上がりだ。
従来にはないイメージであろう。
また、今回のモデルは「ダイヤモンドシルバー」というボディカラーを纏っており、写真のとおりシチュエーションによって色の映り方が変わってくるという面白いボディカラーでもある。
ちなみに、今回のモデルの正式名称は「C200・AVANTGARDE・AMGスポーツパッケージプラス」という、とてつもなく長いネーミングだ。
このネーミングを聞いて、どのようなクルマかイメージできた方は相当ツウな方であろう。
少し紐解くと、Second answerのAMGスポーツパッケージ搭載車に、さらにダイナミックハンドリングパッケージと呼ばれるサスペンションを引き締める可変ダンパーと、クイック・ステアリング(ハンドルが鋭く切れる機構)を搭載した車両になる。
一言でいえば、異質の存在だ。メーカーの標準状態とは思えないほどのハードすぎる足回りから繰り出される乗り心地の悪さや、反応が鋭すぎるハンドリングは今まで筆者が感じたことのないほどのレベルだ。
それゆえ、ドライバーにもそれなりのスキルを要求される。
確かに超高速域での運動性能や安定性は、サーキットを走るレーシングマシンに近く、どのクルマよりも桁違いの性能を持っているが、日本でそれを実感できる場所は少ないだろう。
もし、このクルマの真髄を味わうとするならば、高速道路の制限速度が無制限になった時だ。
フラットな路面を超高速域で走ることが可能になれば、抜群のパフォーマンスを発揮し、モータースポーツに通ずる極上のドライビングを体感できるはずだ。
また聞くところによると、これまで紹介してきたW204型は「メルセデス史上、究極のスポーツセダンを造る。」という思想を基に、今までの技術力と長い歴史を結集させ開発されたという。
その究極のスポーツセダンこそが『今回の解答』となり、結果としてトップクラスの運動性能を誇るモデルとなったとか。
そこには『熱き開発陣の想いを妥協無く形にする』という、自動車開発の理想を描いていることもあって、筆者も胸を熱くさせられたものである。
今日まで紹介してきたC class・W204型。しかし、モデルごとによって個性は千差万別。
そんな数多くある選択肢の中から気に入ったモデルを探すというのは、それはまるで自分の恋人を探すような感覚である。
ぜひとも自分の価値観に合ったパートナーというクルマに巡り合ってほしい。
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