Which do you like the best ? The Another answer is.....
『Which do you like the best ?』シリーズも早くも3回目。
このシリーズ、メルセデスベンツのCクラスにスポットを当てて紹介してきたが、今回は少し趣向を変えてみよう。
メルセデスベンツの永遠のライバルと言えばBMWだ。
今回はCクラスの対抗馬として3シリーズを迎え、「Another answer」として深く追求してみようと思う。
ちなみに、3シリーズ代表はディーゼルエンジンを搭載した320dというグレードだ。
詳細は後述するとして、まずは恒例のエクステリアデザインから見てみよう。
さすがと言えるスポーティなデザインが印象的だ。
キドニーグリルやホフマイスターキンクと呼ばれる伝統的なデザインアイコンを採用し、遠くから見てもすぐにBMWと分かるようなデザインである。
これこそBMWのアイデンティティー(個性)と言えるだろう。
つづいてインテリアデザインはどうだろうか。
こちらもシンプルではあるが華やかなデザインを採用しており、高級車らしいインテリアである。
しかしながら、ナビゲーションシステムの操作に関しては少々癖があり、うまく扱いこなすには慣れが必要なことを付け加えておく。
そしてBMWと言えば『駆け抜ける歓び』があまりにも有名だが、最近では日本のメーカーとは違った視点で環境対策にも熱心に取り組んでいる。
各メーカーよりも早い段階からクリーン・ディーゼルエンジンを日本市場に投入し、積極的にディーゼルエンジンの良さをアピールしているのだ。
今回の320dに搭載されているディーゼルエンジンもしかり。停止・発進時の独特の振動や騒音は皆無に等しく、発進時はその大きな力のお陰で強烈なダッシュ力が味わえる。
それだけの力がありながら、高速道路をメインに走れば約20km/Lという、このサイズの車種からは想像できない程の燃費の良さが大きな売りだ。
パワーがある上に燃費も良いとなると、まさに鬼に金棒状態。積極的に遠出をしたくなるクルマだ。
もちろん『走り』においては、文句の付けようがない仕上がりである。
筆者が実際にハンドルを握って走らせたところ、First answerで回答したCクラスとSecond answerで回答したCクラスのほぼ中間に近い走りをみせてくれた。
従来からの美点である圧倒的なハンドリング性能はもとより、現行型はサスペンションが柔らかくなったおかげで、乗り心地と運動性能の両立が図られたのが大きな特徴だ。
助手席や後席に人を乗せてクルージングするもよし、一人で思い切り振り回してもよし。
自在に変化できる乗り味はまさに『BMW』の名に恥じない仕上がりだ。
このように、欧州車は各々の車種により明確な違いがあり、非常に豊かな個性が味わえるのが大きな魅力である。
様々な「answer」を求め、クルマ選びを愉しむのも、カーライフの大きな愉しみではないだろうか?
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